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おせち料理の様変わり傾向について

おせちは自宅で作るよりも、購入する家庭が年々増加しています。

年末年始でも小売店が営業する事が一般化した事、事前予約等のサービスが充実した事、簡略化するケースが増えている事等が要因と言えます。伴って、おせち料理の内容自体も大きく様変わりして来ています。


従来は祝儀の焼き物や煮物(煮しめ)を中心とした構成であり、暫くの食事を賄うだけの多くの量を作るのが慣習でした。
一方現在では、少なくとも三が日程度で食べ切る量を準備するのが主流です。そして前述のように購入する事が多いので、内容は従来からの和食系に留まらず洋風・中華といった系統の料理が伴う事も増えています。



またあまり長期間の保存を意識する必要が無くなっているので、味付けも変化しています。
従来は保存性を高める意味合いから、特に煮物についてははっきりと色付くほどに濃い味付けとするのが主流でした。


現在では味付けは日常で食べられる料理に近付いており、それが前述の料理バリエーションが増えた理由の1つともなっています。

そうなると伝統の意味合いも薄れているかと考えてしまいますが、これについては寧ろある程度保たれていると言えます。



おせち料理を食べるという行為自体もそうですが、各家庭で拘りのある料理に限っては伝統の作り方で準備をしたり、雑煮だけは別に作って風習を保とうとしているケースはかなり一般的です。


今後も様変わり傾向が続きそうなおせち料理ですが、その伝統もまた様々な事柄を通じて次世代へも受け継がれて行くと考える事が出来ます。